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唐招提寺-金堂大修理

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TBSは、11月3日午後7時55分から、唐招提寺(奈良市)の歴史にスポットを当てた「JNN50周年記念 歴史大河スペクタクル 唐招提寺1200年の謎 天平を駆けぬけた男と女たち」を放送する。10年に及ぶ同寺金堂(国宝)の解体修理に到着したドキュメンタリーと、歴史ドラマで構成する約3時間の大型番組だ。

 西野哲史・制作プロデューサーは「天平時代はテレビで取り上げる機会が少ないだけに、ドキュメンタリー映像とドラマで相互に情報を補完し、当時の人間の息づかいが伝わる番組にしたかった」と、ねらいを語る。ドラマは、8世紀後半の政治や仏教界の主導権争いを軸に、日本に仏教を根付かせるため、寺の創建に情熱を注いだ鑑真と弟子らの足跡をたどる。

2006年夏には、修理中の正面扉の外側から古代建築では例がないという創建当初のものとみられる極彩色の花の文様が見つかる。そうした情報を基に、番組ではコンピューターグラフィックス(CG)創建時の美しい建物の全容をテレビで初めて再現する。

 同寺の石田太一執事は「国民からの寄進や税金を頂いて行った修理が終わったことをメディアを通じて報告するのは義務。同時に、修理の一部始終をデジタル映像資料に残すことは後世にとっても価値あることだ」と、この企画を高く評価している。

読売新聞 2009/10/29 から

http://www.yomiuri.co.jp/

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