東福寺3代目住持
龍吟庵は国宝の方丈を有する東福寺の塔頭(たっちゅう)。同寺3代目住持で南禅寺を開山した大明国師(だいみんこくし)(無関普門(むかんふもん)、1212~91)の住居跡にある。
開山堂に安置された像は鎌倉時代の作で高さ81センチ。胎内に封入された緑色ガラス製の舎利つぼや仏教において用いられる呪文が書かれた「諸尊図像陀羅尼(しょそんずぞうだらに)」を含め、重文に指定されている。
龍吟庵は秋に特別公開されるが、この像を拝観できるのは不定期の特別公開時のみだ。
京都市東山区本町15の778 電話075・561・0087(東福寺)
成田有佳、写真・望月亮一
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