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国宝など仏教美術42点

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3-24.gif上田市別所温泉の常楽寺美術館で19日から、開館40周年を記念した特別展「法華経の光―天台法華宗、信濃へ―」が開催される。

 「天台の法華経美術」と「古代信濃の天台寺院」の二部構成で、いずれも国宝の「金銅宝相華文経箱(こんどうほうそうげぶんきょうばこ)」、「宝相華蒔絵経箱(ほうそうげまきえきょうばこ)」など、計42点が展示される。

 「天台の法華経美術」では、密教や座禅、念仏などの様々な要素を取り込んだ天台宗の多様さを紹介。金や銀で飾られた経箱や書経が並ぶ。

 「古代信濃の天台寺院」では、最澄とその弟子たちによって、現在の中信・東信地域を中心に東国でいち早く仏教文化が伝えられたことを、出土品などを通して紹介する。

 今回の特別展の企画に参加した京都国立博物館、久保智康企画室長(51)は「長野は仏教文化が花開く重要な場所。展示を通して仏教文化のルーツをたどってほしい」と話す。

 8月8日まで。開館は午前9時から午後5時。観覧料は大人800円、高校生以下500円。問い合わせは常楽寺(0268・37・1234)へ。

読売新聞 より

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