室蘭大谷高校(竹本将人校長)の交換留学制度でオーストラリアに2カ月間滞在した荒井理乃さん(2年)が帰蘭し、同時にオーストラリアからダニエル・ルイズ・レイさん(同)が来蘭した。
同校とオーストラリア・クイーンズランド州のアサートン高校は協定を結んでおり、荒井さんは3月28日~6月1日まで留学した。レイさん宅でホームステイし、現地で学校生活を送った。
初めはクラスメートのファッションや授業の長さ、授業中の飲食、科目ごとに教室を移動するなどの習慣の違いに驚き、たくさん話しかけられたが「内容が全然分からなかった」と苦笑いする。
しかし、すぐに友人もでき、家庭科の授業でお好み焼きを振る舞ったり、音楽の授業でバンドを組んだり、夜は地域のテニスクラブに参加するなど楽しく過ごした。休日は観光やアウトドアを満喫した。
荒井さんは「日本人が一人もいない中で次第に英語の内容を聞き取れるようになり、メンタル面も鍛えられた」と自信をつけた。レイさんとは「学校や恋の話で盛り上がった」とにっこり。
一方のレイさんは3日に来蘭し、8月8日まで荒井さん宅にホームステイしながら学校に通う。「日本語を覚えて友だちをつくり、書道や食べ物、仏教などの文化を学びたい」と意欲的だ。
室蘭に滞在してまだ間もないが「室蘭の山や桜がすばらしい」と感激。荒井さんの母親が作る弁当や学校の制服、カラオケなどにも目を輝かせる。放課後は吹奏楽部の一員としてすっかり解け込んでいる。
(成田真梨子) より
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