家畜伝染病・口蹄(こうてい)疫禍の宮崎県の畜産農家を救おうと、苫小牧市内でも支援の輪が広がり始めた。義援金が店内にお目見えし、苫小牧駒沢大学の学生たちは「自分たちも役に立ちたい」と善意を募る活動に立ち上がった。
駅前プラザegao(エガオ)の1階インフォメーション前に募金箱が置かれた。「被害に遭った畜産農家のために、少しでも協力ができれば」と館内に案内文を掲示し、客に支援呼び掛けている。
募金箱は苫小牧市民活動センターにも。市共同募金会が垂れ幕も用意した。7月30日まで善意を募っている。「地震や津波などの自然災害以外で、こうした募金活動を行うのは珍しい」という。
苫小牧駒大1階ロビーに、口蹄疫被害の様子を伝えるパネルが登場した。学友会執行委員会、ボランティアサークルひまわりの会、仏教専修科道芽会の3団体が企画し、メンバーは、昼休みに募金も呼び掛けている。「ニュースで被害の状況を知り、自分たちにできることがあればと思って始めました」と鷲尾邦彦・道芽会長(4年)。今週いっぱい活動を続けるという。
tomamin.co.jp/2010t/t10060702.html から