ホーム 仏教のスペース Bouddhisme 香港に国際仏光会の道場を新設した星雲大師

香港に国際仏光会の道場を新設した星雲大師

35
0

02-25.gif4月11日、自ら世界総会会長を務める国際仏光会が香港・九龍湾の億京センターに新道場「香港仏光道場」を開設。香港の曽徳成民政事務局長や梁愛詩全人代常務委員会香港基本法委員会副主任、蒋堅永中国国家宗教事務局副局長など各界から約1000人が開道式に参加した。

 5月21日、釈迦の生誕日を祝い、同道場が主催して香港のビクトリア公園で盛大な祝賀行事を挙行。香港中文大学と提携し、仏教普及の新たな啓蒙の場も設けた。3月には香港大学からも名誉社会科学博士号を授与され、香港の学界と密接な交流を推進している。

 本人の弟子が50年以上前、香港での布教を始め、当時と現在は状況が激変。「香港は各種の教育環境が整っているが、あくまでも物質や芸術に関する生活上のもの。心の内面の教育、精神教育に関しては、われわれが道徳の啓蒙アップなどで少しでも香港の人々の精神生活の充実に役立てたい」と語る。

 国際仏光会は会員数が約600万人。仏は「人の心の中に臨在する」として人間仏教を幅広く普及し、台湾だけでなく、中国大陸や香港でも信者数が増え、中台関係の改善に寄与したい願いも持つ。

 1927年7月、江蘇省江都県生まれ。俗名は李国深。12歳で南京の志開上人のもとに出家。49年、台湾に渡り、念仏会、弘法団を組織し、佛光出版社を設立して布教の基礎を作る。67年に佛光山寺を開山。米カリフォルニア州の西来寺内に西来大学を創設、台湾に普門中学・高校、仏光大学、南華大学を設立し、世界各国に200以上の仏教布教の寺院・道場を創設している。

 91年に中華仏光協会、92年に国際仏光会を発足させ、仏光テレビ局や日刊紙「人間福報」を創刊。台湾与党・中国国民党中央常務委員。現職は国際佛光会世界総会会長、世界仏教徒友誼会名誉会長など。

worldtimes.co.jp/w/asia/asia2/ps100606.html から 

前の記事韓国仏教ー信徒教育と受戒
次の記事頑張れ宮崎! 口蹄疫禍へ広がる支援