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ダンマパダ – 法句経(ほっくきょう)(1-11)

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ダンマパダ-法句経

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第1章- -第11章

第1章  (1,2)

ものごとは全て心によって作り出されている。

もしも汚れた心で話し、行うならば、

苦しみはその人につき従うであろう。

牛に車がついて行くように。

ものごとは全て心によって作り出されている。

もしも清らかな心で話し、行うならば、

福楽はその人につき従うであろう。

牛に車がついて行くように。

第2章  (21,22)

努力し務め励むのは不死の境地であり、

努力せず怠けるのは死の境地である。

努力し務め励む人は死ぬことはなく、

努力せず怠ける人は死者のごとくである。

賢者はこのことを正しく知っており、

努力し務めることを喜び、

聖者の境地を楽しむ。

第3章  (35)

心は捉えがたく、ざわめき、欲するままに行こうとする。

その心を制することは良いことである。

その心を制したならば、安楽に到る。

第4章  (48)

花を摘むのに夢中になっている人は、

まだ望みをはたさないうちに、

死神に征服されることになるであろう。

第5章  (62)

「私には子供や財産がある」と思って愚かなものは悩む。

しかしすでに自分は自分ではないのである。

どうして子供が自分のものであろうか。

どうして財産が自分のものであろうか。

第6章  (89)

七法に心を正しくし、

執着を捨て、むさぼりを捨て、煩悩を捨てつくして、

輝く人は、

現世において、束縛から解かれている。

第7章  (92)

財を蓄えず、食物の本性を知り、

解脱の境地は空にして、無相であるならば、

その聖者の足跡は知りがたい。

飛ぶ鳥の跡が知られないように。

第8章  (103)

戦いにおいて百人に勝つよりも、

唯一つの己に勝つものこそ、

最上の勝利者である。

第9章  (117,118)

人がもし悪事をしたならば、それを繰り返してはならない。

悪事に心を向けるな。

悪事の積み重なりは苦しみである。

人がもし善をなしたならば、それを繰り返せ。

善に心を向けよ。

善の積み重なりは楽しみである。

第10章  (129,130)

すべてのものは暴力に脅えている。

すべてのものは死を恐れる。

我が身に引き当てて、殺してはならない。

ころさせてはならない。

すべてのものは暴力に脅えている。

すべてのものにとって、命は愛しい。

我が身に引き当てて、殺してはならない。

殺させてはならない。

第11章  (146)

何の笑いがあるのか。

何の喜びがあるのか。

人生は無常の火で燃えているのに。

暗黒に覆われたまま、

なぜ灯明を求めないのか。

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