袋井市北部の三川地区に点在する古寺の秘仏を一斉に開帳し、地元の魅力を紹介する「遠州袋井・三川六寺ご開帳めぐり」(同実行委主催、中日新聞東海本社後援)が28日、同地区内で開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、各寺を歩いて巡りながら、周囲の桜やのどかな田園風景を満喫した。
地域おこしを目的に開き、同市三川公民館を中心に半径2・5キロ以内に点在する宗派の異なる山田薬師龍源院、建福寺、蔵泉寺、照雲寺、積雲院、雲谷寺の6カ寺が協力。各寺では、法要行事を営んで薬師や本尊などを開帳。それぞれの境内では寄席や歴史講話、湯茶の接待、もちまき、地場産品販売などが繰り広げられ、温かくもてなした。
来場者らは、各寺を巡って朱印などを集めるスタンプラリーなどのイベントを楽しみながら、のんびりとした春の1日を楽しんでいた。
浜松市天竜区から訪れた主婦4人は「地域の方々の、心のこもったもてなしがうれしいですね」と笑顔で話した。
夏目貴史さん より 中日新聞 から