心華会は寺の花をテーマに能登に人を呼び込み、地域活性化に貢献しようと昨年四月に四市町の十一寺院で宗派を超えて結成。昨夏にはもう一寺院が加入した。会長は「あじさい寺」として知られる平等寺(能登町寺分)の上野弘道住職が務める。
マップは両面刷りA3判で、片面には各寺院の場所を示す地図を掲載。裏面には総持寺祖院(輪島市門前町)のサツキや来迎寺(穴水町大町)の県指定天然記念物「ライコウジキクザクラ」、万年寺(能登町七見)の「のとキリシマツツジ」など十二寺院の自慢の花木を写真付きで紹介している。見ごろの時期や特徴、各寺院の文化財などについても記されている。
マップは約七千部を印刷。各寺院のほか、道の駅や能登空港などにも設置する予定。心華会事務局で万年寺の久保献令(けんりょう)住職(65)は「花を眺めて心を癒やすとともに、お寺にも足を運んでもらえれば」と話している。
中日新聞 から