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函館大火の記憶 消さない

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当時の函館市の3分の1を焼失、死者2166人(市調べ)を出した1934年(昭和9年)の函館大火から76年を迎えた21日、犠牲者を悼む77回忌慰霊法要が函館市大森町の函館大火慰霊堂で行われた。

函館市仏教会の主催。犠牲者の遺族や市関係者、仏教会の約70人が参列。僧侶の読経が響く中、焼香して祭壇に手を合わせた。

小5の時に被災した前田末治さん(87)は「兄に手を引かれ川を渡り湯川方面に逃げた。もう少し遅れたら死んでいたかもしれない」と振り返った。

また、函館大火の資料を集めた防災写真展が21日、市内豊川町の豊川稲荷神社社務所隣の会場で始まった。

images-1-6.jpg市民団体「防災有志の会」(石塚與喜雄会長)の主催。大火の記憶を伝えようと、大火直後の写真や当時の地図など約110点を展示し、元函館市消防本部警防課長の中津基さんが解説した。展示は4月10日まで。無料。午前10時〜午後5時。

志村治 より

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