ホーム 仏教のスペース Bouddhisme 日本って、本当に仏教国なの?

日本って、本当に仏教国なの?

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日本にはお寺がたくさんあります。街中になるとお寺がいくつか並んでいるようなところもあります。日本にこれだけたくさんのお寺があるということは、それだけ仏教の信者もたくさんいるということなのでしょう。

お寺はけっこう大きくて立派です。狭い日本でこんな土地を確保するのも大変ではないでしょうか。一体お寺はいつごろからこんなに増えたのでしょうか。

多くの家庭には仏壇があります。仏壇はお釈迦様の像とともに、ご先祖様のご位牌がおさめられています。家によっては毎日仏壇を掃除し、ご先祖様におまいりする習慣もあるようです。

また、日本では季節によってさまざまな仏教の行事が行われています。お彼岸とかお盆とかいう言葉は私たちは特に抵抗なく季節を表す言葉として使っていますが、もともとは仏教に関連する言葉です。

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日本人の墓地に行くと、仏式のお墓が圧倒的に多いです。

仏式の葬儀では亡くなられた方を北枕にします。お坊さんに戒名をつけていただき、四十九日法要まで済ませると忌明けになります。(忌明けの日は宗派によって異なることもあるようです)これらの習慣は、他の仏教国でも見られることなのでしょうか。それとも、日本にしかない特殊な習俗なのでしょうか。

これだけ仏像や仏教にまつわる物事が多いのですから、日本は仏教国だろう思います。しかし、本当にそうでしょうか。多くの人はお葬式でもない限りお坊さんと会って話をすることはありません。花まつりがいつかはよく知らない人がクリスマスのことはよく知っています。本当に日本人は仏教のことを知っているのかとなると、ちょっと疑問に思うところも出てきます。何気なく昔から行ってきた仏教の行事や習慣について、少し疑問に思って調べてみると不思議なことが次々と出てきます。

このサイトでは日本の仏教の不思議なところ、思いがけない話を調べて紹介していきます。仏教を広めた蘇我氏、神道との関係、檀家制度など、日本仏教はけっこう不思議がいっぱいです。

日本の仏教独特の考えや習慣はなぜできたのか、その背景についても調査・考察していきます。このサイトを通じて日本の仏教の不思議に触れ、皆様がより仏教に興味・関心を持っていただくようになれば幸いです。

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