アジア太平洋地域を代表するラグジュアリー ホテルグループであるシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツは、2012年、世界一標高の高い青海・チベット高原にあるラサ市に、ホテルを開業する。全350室のラグジュアリー アーバンリゾートは、シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツが所有・経営するチベット初のホテルとなる。
ホテルは世界最高峰の山々の中にあり、氷河、渓谷、湖の神聖な雰囲気の中に包まれている。
シャングリ・ラ ホテル ラサは、チベット一の見所であるポタラ宮から1.5キロメートル。ポタラ宮は、7世紀に建立された有名な建造物で、1,000超の部屋数を有し、仏教徒の手書きの写本などの文化財が所蔵されている。
また、中央チベットにある四大主峰の一つである薬王山(別名:“鉄の山”)や、1755年に夏の離宮として造営されたノルブリンカ、チベット博物館など、ラサの各名所からも500メートルほどの距離で観光にも便に位置し観光にも便利だ。
シャングリ・ラ ホテル ラサは、伝統的なチベット建築のモチーフを現代風にアレンジし、コンテンポラリーな空間に地元の美術工芸品やファブリックを配した内装が特徴。心地よさを追求する客室は、36平方メートル以上の広さを誇り、ほとんどの客室からはポタラ宮の眺めを堪能することが可能だ。チベットに伝わる歓迎の儀式を採り入れ、お茶の中にバターを入れて撹拌したバター茶でゲストを迎えるという趣向も楽しい。
高所に位置するため、ホテルの周辺には酸素濃度を上昇させるラサ原産の植物を植えた広大な庭園を併設し、低酸素状態からくる高山病などの症状を緩和できるよう設計されている。このようなスタイルは、伝統的なラサの住宅の外に見られるような花の植木にヒントを得たものだ。また、ホテルには医療スタッフが常駐し、包括的な医療サービスを提供する診療施設も完備される予定。
ホテルの飲食施設は、オールデイダイニング レストラン、中国料理レストラン、バー、ロビーラウンジなどを用意。室内にはスイミングプール、フィットネスクラブも完備する。会議・宴会施設には、1,700平方メートルのグランド ボールルームをはじめ、少人数向けのファンクションルームも設置。近代的な設備が完備され、快適な滞在を楽しむことができる。
シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツの代表取締役社長であるグレッグ・ドーガンは「私たちは、ヒマラヤにおける新プロジェクトにより、この地域の発展に寄与でき大変光栄です。ホスピタリティ・観光産業は、チベットに素晴らしい繁栄をもたらすでしょう。シャングリ・ラ ホテル ラサが、その一端を担っていけることを誇りに思います」と述べる。
世界でも有数の聖地であるチベットに誕生するラグジュアリーホテルに、早くも注目が集まっている。
kersol.net/contents より