加古川市加古川町の鶴林寺(幹栄盛住職)でナツツバキの花が見ごろを迎えた。白い花弁と芳香は、梅雨空の蒸し暑さを忘れさせる清涼感を漂わせている。
ナツツバキは朝に咲き夕に散る「一日花」。仏教で釈迦の入定(にゅうじょう)時に「沙羅双樹(さらそうじゅ)」が一斉に咲き、すぐに枯れたとされることにちなみ、日本では「沙羅(しゃら)の木」とも呼ばれている。(実際には別の植物)
鶴林寺では、国宝の本堂前に4本植えられている。今年は例年より1週間ほど遅い開花だったという。今月いっぱい楽しめそう。午前9時~午後4時半。入山料は大人500円、小中学生200円。鶴林寺(079・454・7053)。
成島頼一 より
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