甘楽町轟の宝積寺で13日、檀家(だんか)や近くの住民ら約60人が、駐車場の斜面に600株のアジサイを植樹した。苗が順調に育てば、元々植わっていた約300株と合わせ、3、4年後には約1000株のアジサイが咲く。
シダレザクラで有名な同寺だが、「四季を通じて花を楽しめる寺」を目指し、毎年種類を替えて、植樹をしている。同寺住職の西有幸裕さん(51)は、「梅雨の時期には『アジサイ寺』と呼ばれるようにしたい」と語る。
また、檀家として毎年植樹に参加している富岡市別保の宇佐美幸彦さん(66)は、「ここへ来ると昔からの知り合いに会える。お寺を中心に古里とつながっているから、こうした機会を大事にしていきたい。きれいなアジサイが満開になるのが楽しみ」と目を細めた。
塩田彩 より
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