伊達市元町の大雄寺(奥村孝善住職)で5日、年に1度の「大雄寺フェスタ2010」(同実行委員会主催)が始まり、初日はすずめ踊り、ジャズライブ、甘味どころなど多彩な企画が繰り広げられた。
同寺は、伊達の開拓に尽くした仙台藩亘理伊達家の菩提(ぼだい)寺で知られ、2006年から「地域に開かれたお寺」を目指し、同フェスタを開催。5回目の今年は開創130年の記念開催で、7日までの日程で行われる。
初日は、本堂前広場で仙台藩ゆかりの「伊達すずめ踊り」が披露され、15人の踊り手が扇子を持ち威勢よく舞った。ジョニー黒田とディキシープリンスによる軽快なジャズ演奏も境内に鳴り響いた。ずんだもちなど軽食を提供した「甘味どころ・胆振庵」も来場した市民らでにぎわった。
きょう6日まで、開拓に関する歴史画展や追善和歌の公募展、宝物展、歴史講話、坐(ざ)禅体験といったプログラムを実施。午後3時から、松前藩の菩提寺・法幢寺(松前町)の木村清韶住職が講演する。
(菅原啓)
写真=大雄寺フェスタ恒例の「伊達すずめ踊り」を楽しむ来場者ら