芦屋市制施行70周年を記念し、プロ・アマのミュージシャンが市内各地で演奏する「芦屋音楽祭」(芦屋観光協会など主催)が5、6の両日、初めて開かれる。市民センター大ホール(同市業平町)を主会場に、6会場で約30組が参加。一部を除いて入場無料。
同市では阪神モダニズムの拠点として、大正時代から芸術が盛んだったが、音楽祭は開かれたことがなかった。芦屋生まれで、ジャズトランペット奏者として米ボストンなどで活動するタイガー大越さん(60)らが声を上げ、賛同者を募って企画した。大越さんは「芦屋音楽祭の発起は長年の夢だった」と話しているという。
市民センターのほか、市立美術博物館▽ヨドコウ迎賓館▽芦屋仏教会館▽JR芦屋駅前▽旧芦屋市消防署--の計6会場で実施。5日午前11時にヨドコウ迎賓館で、タイガーさんがファンファーレを奏で開幕。深町純さんや佐藤正治さんらプロミュージシャンに加え、市内外の学生も多数参加する。クラシック、ジャズ、和太鼓、ヒップホップなど、さまざまなジャンルが楽しめる。
実行委員会の向井俊治・事務局長(62)は「肩ひじ張らず普段着で楽しめる音楽祭を目指す。プログラムを見て、自分の趣味に合う会場に足を運んでほしい」と話している。詳しいプログラムはホームページ(http://www.ashiya‐ongakusai.com/)で確認できる。問い合わせは実行委員会(0797・25・0039)。
【津久井達】より