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津和野・妙寿寺本堂で29日 音楽、DJ

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885-2.gif津和野町後田の浄土真宗の寺院・妙寿寺で29日、クラブDJらによるイベント「SCHOOL OF TEMPLE」がある。中学生のころから仲間とバンドを組むなど、音楽活動に熱心な同寺の村上元住職(37)の発案。当日は住職自身も、メロディーをあまり付けず、リズミカルに、しゃべるように歌う「ラップ」を披露する。

 浄土真宗の開祖・親鸞の生誕を祝う「親鸞聖人(しょうにん)降誕会(ごうたんえ)」法要の一環として、初めて企画した。

 村上住職は京都の仏教系大学に入学後、音楽好きな仲間と、クラブ(DJがかける音楽に合わせて客が踊る飲食店)でイベントを開くなど音楽活動にのめり込み、卒業後も大阪市内の寺で修行に励む一方、夜な夜な同市内のクラブでお経や法話のラップを披露するなど、音楽への情熱が衰えることはなかったという。

 5年前に住職としてUターン後、「日ごろ仏教に触れる機会のない人たちに寺に来てもらいたい」とイベントの企画を温めてきた。

 当日は本堂をクラブ風に飾り付けて「フロア」に模様替えし、ゲストに関西で活躍している知り合いのDJらを招くほか、住職自身もDJとしてフロアに立つ。

 午後3時開会で、DJがダンスミュージックを流し、ラップを披露してクラブのムードを演出する。同6時からは若手僧侶6人による声明(しょうみょう)や住職の法話もある。

 屋外に飲食スペースも設ける予定で、入場は無料だが、飲食物は有料。門徒や、音楽仲間などに参加を呼び掛けている。

 同住職は「お寺は本来、人と人とが自由につながれる場。多くの人に楽しんでもらい、新たなつながりが構築できればうれしい」と話している。

写真はsanin-chuo.co.jp から

sanin-chuo.co.jp/event/modules/news/article.php?storyid=519923162 から

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