明日香村飛鳥の県立万葉文化館で開催中の「シルクロード—奈良への道 平山郁夫展」(県・県万葉文化振興財団・朝日新聞社主催)で24日、桜井市三輪の元小学校教諭、迫喜子(さこよしこ)さん(67)が5万人目の入場者となった。
迫さんには花束のほか、中西進館長から、平山さんの作品「らくだ砂漠を行く 朝・昼・夜」3部作の「朝」をデザインした扇面の額絵やラクダの絵入りTシャツ、同展の図録が贈られた。
同村に住む妹の中井喜美子さん(64)に誘われて同館を初めて訪れたという迫さんは、2001年に薬師寺(奈良市)の「大唐西域壁画」を見たのが平山さんの作品との出あいだったという。「5万人目に選ばれ、人生で一番幸せ。展覧会では仏教に関する絵やシルクロードの作品を見たい」と笑顔を見せた。
朝日新聞 から