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ピンクのバッグ、化粧で托鉢=女装僧侶に苦悩-タイ仏教界

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01-35.gif厳格な戒律で知られるタイの仏教界が、同性愛などの若い僧侶の振る舞いに頭を悩ませている。僧侶の象徴である黄衣を女性風に着こなし、化粧もするなど、人目をはばからぬ行動は社会問題に発展。仏教学校が年少者向けの特別講座を開設するなど対策が始まった。

 タイ国民は敬虔(けいけん)な仏教徒が多く、道ばたですれ違う僧侶に、通行人が立ち止まって手を合わせる姿がよく見られる。僧侶は戒律を守り、禁欲的な生活を送るとされている。

 しかし、最近は若い僧侶らに変化が起きている。地元メディアによると、同性愛などの僧侶の中には女性のようなファッションで托鉢(たくはつ)を行うケースも見られるようになった。彼らは体の線を強調するように黄衣の着方を変え、ピンクの帯やバッグを身に付ける。細いまゆを描き、化粧もする。

 こうした姿が報道などで取り上げられると、仏教界から批判が噴出。昨年設立された仏教学校は4月、年少者を対象とした集中講座の開設を決めた。僧侶としての正しいあり方を教える中で、女性的な振る舞いを控えるよう指導するという。

時事通信社 より

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