チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は17日、中国青海省地震について亡命先のインドで声明を出し、自らの生誕地でもある被災地へ赴き、悲惨な状況に直面している現地の人々を助けたいという意向を示した。
ダライ・ラマ14世は声明で「現地の人々の願いをかなえるために、私自身が現地に赴き、被災者を慰問したい」とし、「亡命チベット人コミュニティーは救助活動に向けて可能な限り、どんな支援も援助でも施したい。出来るだけ早期に正式かつ適切なルートで実現できることを望んでいる」と述べた。
ダライ・ラマ14世は1959年にインドに亡命。2008年の四川大地震の際も被災地訪問を希望したが、中国入国を許可されなかった。
マグニチュード(M)6.9の地震は、チベット族の居住区を襲った。
新華社が複数の救助当局者からの情報として伝えたところでは、17日夜の時点で、地震による死者数は1484人に達した。救助隊の担当者は、312人が行方不明、負傷者数は1万2088人で、うち1394人が重体と述べた。
CNN より