市観光協会の主催で、6回目。距離別にファミリー(7キロ)、一般(13キロ)、健脚(22キロ)の3コースに分かれた。
参加者はJR藍本駅を出発すると、間もなく約1・2キロにわたる桜並木へ。途中、じっと桜に見入ったり、写真撮影をしたり。駒宇佐八幡神社を経て、一般コース参加者は千丈寺湖を望みながら青野ダムサイト公園にたどり着いた。
公園では、三田米や母子茶などが当たる抽選会があった。また、三田牛の焼き肉、永沢寺の手打ちそばなどの特産品や、地元の野菜などが入った具だくさんの鍋「さんだ福福鍋」も販売された。
夫婦で歩いたけやき台の男性(64)は「桜が散り始めで情緒があり、遠くの山桜もきれいだった」。参加3回目となるつつじが丘小6年の男子児童(11)は「今年は歩きにくくて疲れたけど、来年も参加したい」と笑顔で話した。
健脚コースの参加者らは武庫川沿いに最長約4キロ続く桜並木を楽しみながら完歩。今回も大阪、西宮など市外から6割以上の参加者があり、同ウォークの中村忍実行委員長(63)は「これからも三田の桜を守り育て、さらに多くの人が来るイベントにしたい」と話した。
井川朋宏 より