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タイ、2年連続非常事態の正月 デモの混乱続く

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9999.gif【バンコク共同】タクシン元首相派の反政府デモによる混乱が続くタイで13日、仏教暦の正月を祝う「ソンクラーン」の休暇が始まった。首都バンコクには非常事態が宣言され、都心の繁華街などはタクシン派のデモ隊に占拠されたまま。タクシン派は1年前の正月も首都一帯で抗議デモを展開しており、2年連続、非常事態宣言下の正月を迎えることになった。

繁華街などを事実上の「統制下」に置き、反政府集会を続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」は、アピシット首相が議会の即時解散に応じるまで、正月休暇中(13~16日)も抗議デモを継続すると宣言。12日夜の時点で、繁華街の大通りには約1万人のデモ参加者が結集している。

正月前に混乱を収束させようとした政府は10日、治安部隊に強制排除を指示したが、抵抗するデモ隊と衝突、死者21人、負傷者850人以上を出す最悪の事態を招いた。

UDDのデモ隊の中には武装した過激勢力の存在も指摘され、無法地帯となったバンコクは混迷が深まった。例年、正月は祭りムードで一色となるが、行政側が主催するイベントや行事は中止となった。

http://www.47news.jp/ から

写真はKeiza Yoshida

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