四季折々の花と石庭で知られる三田市末吉の方広寺(鈴木忍明住職)で、春の訪れを告げるハナモクレンの花が見ごろを迎えている。里山を背景に白い花が映え、参拝客を楽しませている。
同寺は、1679(延宝7)年に建立された古刹(こさつ)。境内には約50本のハナモクレンがあり、今月に入って一斉に花が開いた。約130本のソメイヨシノやシダレザクラも咲き誇り、スモモやツバキも柔らかな色合いの花を咲かせている。
ウグイスやキジなど野鳥の鳴き声も時折聞こえ、鈴木住職は「小鳥のさえずりを聞きながら、山里の春を満喫してもらえれば」と話している。
拝観料400円、小・中学生200円。境内での写真撮影は禁止。同寺(079・569・0401)。
粟飯原浩 より 毎日jp から
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