「関西花の寺」として知られる京丹後市久美浜町の如意寺で1日、日切不動尊大祭が営まれ、咲き始めた桜のもとで多くの参拝者が家内安全や厄よけを祈願した。
同寺の不動堂には、弘法大師空海がつめで彫ったと伝えられる日切不動尊が祭られており、毎年4月1日に大祭が行われる。
不動堂の前で、山吹色の修験道の衣装に身をまとった9人の僧侶が護摩壇の周りを歩いた。一人が6方に矢を放った後、友松裕也住職(62)が願文を読み上げ、護摩木を炎の中に投げ込んだ。午後は友松住職による「花説法」があり、2500個のもちも振る舞われた。
京都新聞 から