3月3日のひな祭りを前に、左京区の料亭「下鴨茶寮」で2日、恒例の「雛(ひな)祭り茶会」があった。あでやかな着物の大学生や招待客の子供らが、桃の節句にちなんで桃と菜の花が飾られた茶室などで、華やかな季節の行事を笑顔で楽しんだ。
下鴨茶寮と関西22大学生による裏千家学生茶道研究会が、88年から開いている。今回のテーマは「春」の「は」、「つながり」の「つ」、「乙女」の「め」の3文字を採り、「初芽(はつめ)」。
今年は、研究会の学生のほか、関西日仏学館(左京区)に在京都フランス総領事館が昨年末に移転されたことを記念して関西フランス学院(上京区)の子供らも招待。はかま姿の男子学生25人が亭主としてお点前を披露し、オリジナルの「ひな膳(ぜん)」が振る舞われた。
橘建吾 より 毎日jp から