ホーム 仏教のスペース Société お水取りのなるほドリ:「神名帳」って何? /奈良

お水取りのなるほドリ:「神名帳」って何? /奈良

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images-18-2.jpg「神名帳」とは、古代律令制における神祇官が作成していた官社の一覧表のことで、官社帳ともいいます。国・郡別に神社が羅列されており、祭神、社格などが記されています。延喜式神名帳とは、延喜式がまとめられた当時の神名帳を掲載したものです。延喜式神名帳に記載された神社(式内社)は全国で2861社であり、そこに鎮座する神の数は3132座であります。

「神名帳」って何?

全国の神様を呼ぶ作法--お堂守護と法会の成就願う

なるほドリ お水取りで読まれる「神名帳(じんみょうちょう)」って何?

記者 お堂の守護と法会の成就を願うため、全国の神様を二月堂に呼ぶ作法です。毎晩の初夜の勤行で、当番の練行衆(れんぎょうしゅう)が巻物に書かれた500以上もの神様の名前を節を付けて一気に読み上げます。数が多いので、後半は聞き取れないほど早口になります。

Q 仏教行事なのに神様が出てくるの?

A 今は仏教と神道は別とされていますが、日本では伝統的に神と仏への信仰が混ざり合って共存していました。お水取りはその名残をよくとどめていて、しめ縄を使ったり、僧がおはらいをしたりするんですよ。

回答・花澤茂人 毎日jp より

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