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法隆寺「上御堂」を特別開扉

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斑鳩町の法隆寺(大野玄妙管長)で、上御堂(かみのみどう)(国重文)の特別開扉が行われている。平城遷都1300年に併せた記念行事の一環で31日まで。

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入母屋(いりもや)造りの上御堂は、金堂や五重塔が建つ西院伽藍(がらん)の北側高台にあり、天武天皇の皇子・舎人(とねり)親王の創建と伝わる。現在の建物は平安時代に台風で倒壊した後、1318年に再建された。毎年11月1〜3日だけ公開している。

堂内には重量感あふれる釈迦三尊像(平安時代、国宝)や四天王立像(室町時代、重文)を安置。東側には、アメリカ人美術研究家・フェノロサが夢殿(飛鳥時代、国宝)の救世(くせ)観音像(同)を1884年に開扉した当時の厨子(ずし)(江戸時代)もある。

拝観料は法隆寺全伽藍で中学生以上1000円、小学生500円。拝観時間は午前8時〜午後5時(受け付けは4時半まで)。

読売新聞 から

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