奈良市の法華寺(久我高照門跡)は4日、「光明皇后1250年大遠忌法要」の概要を発表した。来月1日から法要が営まれる。正倉院宝物の中でひときわ豪華な香台「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」の複製品を制作中で、法要で使用する。
法要は来月1~7日と5月6~8日の計10日間。法要と奉納行事が連日営まれる。
「漆金薄絵盤」は幾重もの蓮弁に花喰鳥(はなくいどり)や獅子が描かれ、鮮やかな彩色が今も残る。東大寺の大仏開眼供養で使われた。
同寺は京都市の財団法人美術院に模造品の制作を依頼。
奈良新聞 より