ホーム 仏教のスペース Culture 『ひと雛」熱演 桃の節句華やぐ

『ひと雛」熱演 桃の節句華やぐ

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平安貴族の装束をまとって人間がおひな様に扮(ふん)する「ひと雛(びな)」で人気がある京都市下京区の市比売(いちひめ)神社の「ひいなまつり」が3日、同区のひと・まち交流館京都であった。華やかな十二単(ひとえ)や束帯の着付けが実演され、約400人が写真を撮るなどして楽しんだ。

女性が1年の厄払いをするというひな祭りの起源を再現しようと、同神社が1975年から続けている。

今年の男びなと女びなは、雅楽を通じた友人で立命館大4年の井上晴人さん(22)と佛教大4年の笛田晴香さん(22)が務めた。三人官女や五人囃子(ばやし)と一緒にひな壇に上って豪華なおひな様に成りきり、人形に災厄を移す儀式「天児(あまがつ)ノ儀」や官女の舞も披露した。

笛田さんは「一生に一度しか着られない装束で、本当におひな様になったようでうれしかった」と喜んでいた。

京都新聞 より

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