ホーム 仏教のスペース Société 仏教“無償の心”伝える歌声  

仏教“無償の心”伝える歌声  

43
0

7-6.gif 京都と滋賀の寺で生まれ育った女性2人を中心としたアマチュアのフォークグループが誕生した。その名も、英語で寺を意味する「テンプルズ」。福祉施設での慰問ライブ活動などを計画している。

 「テンプルズ」は、丹波のアジサイ寺として知られる観音寺(京都府福知山市)の小藪実英住職の長女、小藪悠子(ゆうこ)さん(23)と、今江寺(滋賀県米原市)の浅野茂伸住職の長女、浅野優衣架(ゆいか)さん(23)が結成した。

 2人は昨春、京都中央信用金庫(京都市)に就職して知り合った。ともに寺の家庭に生まれ育ち「お寺の子供は行儀よく」と周囲から見られるプレッシャーを常に感じていたといった共通点も多く、意気投合したという。

 小藪さんは中学時代、吹奏楽部で、浅野さんもピアノが趣味。音楽が好きなことから、仕事仲間を誘って5人でフォークグループを結成した。

 6月下旬には、観音寺の大広間で同寺の檀家(だんか)ら約200人を前に、唱歌「故郷(ふるさと)」や「カントリーロード」「なごり雪」など約10曲を熱唱し、アンコールの手拍子が起こるなど大盛況だった。

 2人は「無償で癒しを施すという仏様の教えもあり、今後はボランティアで福祉施設のライブ活動にもチャレンジしたい」と意気込んでいる。

sankei.jp.msn.com から

前の記事中国仏教史 (三)
次の記事21世紀仏教への旅 韓国 (六)