アンコール遺跡群を管理するアプサラ オーソリティは、バイヨン南側・アンコール=トム入口・ピミアン=アカーで営業している売店52軒に対し、500メートル離れた場所への移転を命じた。アプサラ オーソリティ渉外局のチルン=ソポル局長が7日発表した。また、これらの場所で店舗を持たず営業している売店55軒についても8日、同様に移転を命じることを明らかにした。
理由は、汚水を出して遺跡を汚染しているためとしている。
離れた場所では客が来ないとの懸念の声が上がっていることに対し、アプサラ オーソリティ観光局のメイ=マラディー副局長は、観光客を誘導する標識を立てると述べた。
今年はじめには、バイヨン北側で営業していた売店97軒が仏教行事開催を理由に、同様に遠隔地へ移転させられている。
2010年07月10日
カンボジアウォッチ編集部