平安時代の歌人、在原業平(ありわらのなりひら)が開いた不退寺(奈良市法蓮町、松村圭淳住職)で、黄ショウブが見ごろを迎え、訪れた人の目を楽しませている。
無住寺だった寺を前住職が大正時代に整備した時、植えたのが始まり。多宝塔(国重要文化財)前の池一面に咲き誇っている。堺市の主婦、中田晶代さん(57)は「鮮やかな黄色が境内を明るくしてくれている。水面に映る花も美しい」と話していた。
見ごろは5月下旬まで。秘宝特別展を開いている31日まで拝観料は、中学生以上500円、小学生300円。多宝塔を公開する28~30日は、中学生以上が600円になる。問い合わせは同寺(0742・22・5278)。
山崎一輝 より
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