千個の団子を供え、子の成長を祈る「千団子祭り」が16日、大津市園城寺町の園城寺(三井寺)境内で始まった。18日まで。
寺の守護神である鬼子母神は、千人の子を持ちながら人間の子供をさらって食べていたが、釈迦(しゃか)の説法で悔いを改め、子供を守護する女神になったとされる。この日、寺の護法善神堂で護法善神立像の開帳法要が行われ、多くの参拝者が子の成長や安産を祈願した。
また、堂前の放生池では、亀の甲羅に子供の名前と年齢を書き、無事の成長を祈る「放生会」もあった。同市雄琴北1、市立仰木の里東小6年、河村拓歩君(11)は「元気で長生きが出来ますようにと願いながら放った。亀も大きく育ってほしい」と笑顔だった。
前本麻有 より
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