そろばんを供養する「そろばん感謝法要」(全国珠算教育連盟主催)が、大津市園城寺町の園城寺(三井寺)で営まれ、県内のそろばん教室で学ぶ子どもたちが上達を願った。
大津は日本式そろばんの原型の発祥地とされる。75年には同寺境内に大津そろばんの顕彰碑が建てられ、毎年、法要が行われている。
子どもたちは顕彰碑の前で、古くなったそろばん10丁を燃やして供養。生徒代表で焼香した大津市立富士見小6年、片岡なつみさん(11)は「そろばんは、玉をはじいたり、難しい問題が解けた時が面白い。これからも頑張りたい」と話していた。
法要後は、県内の小学4~6年生57人が「腕比べ」に参加し、日ごろの練習成果を競い合った。
【中本泰代】
毎日jp から