昨年11月の自損事故をきっかけに不倫が発覚し、大会出場を自粛している米プロゴルフ選手タイガー・ウッズさんが騒動以来、初めてインタビューに応え、その様子が21日午前、米スポーツ専門局ESPNで放映された。インタビューは同日夜、ゴルフ・チャンネルも放映する。
約5分間のインタビューで、ウッズさんは「嘘だらけの生活」を送ってきたが、「改心の人生」を生きると決意を表明。また、事故を起こして不倫が明るみ出て以来、もっとも苦しかったのは妻エリンさんと母親に自分のしでかしたことを告白することだったと振り返った。
「2人は自分にとって、最も近い人物。自分がやってきたことを正直に伝えるのは、本当に辛かった」と吐露した。
また、亡くなった父アール・ウッズさんは、自分を見て「非常に落胆するだろう」と語り、「父がいてくれたら、今回のことでもきっと進むべき道しるべを示してくれたと思う」と、ゴルフだけではなく人生の師でもあったアールさんに思いをはせた。
さらに、現在も治療を続けており、今後も継続するとしたが、具体的な治療内容については言及を避けた。
ただ、4月に開催されるマスターズへの出場を機にゴルフに復帰出来ることが待ちきれない様子を見せた。
インタビュー終了間際には司会者から手首のブレスレットについて聞かれ、「これは仏教の数珠。お守りであり、強さのため。自分が今、本当に必要としているものなんだ」と答えた。
CNN より