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漢字物語ー「尊」 酒樽を両手でささげ持つ

日曜日 2010年4月11日

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「尊」

「酋」の形をふくむ字で最もポピュラーなものは「尊」という文字でしょう。「尊」の元の字は「酋」に「寸」を加えた形です。「寸」は手を意味する文字ですので、「尊」は香り立った酒樽を手で持つ文字です。

でも古代文字の「尊」を見てみると、一つの「手」で持っているわけではありません。両手で「酋」を持っている字形をしています。

この両手で持つ字形は現在の文字の形でいうと「廾(きょう)」です。本来の「尊」の字は「酋」と「廾」を合わせた字形で、香り立つ酒樽を両方の手でささげ持ち、神様の前に酒樽を置く形です。

公爵(こうしゃく)、侯爵(こうしゃく)、伯爵(はくしゃく)、子爵、男爵という5段階に諸侯の身分をわける爵位というものがあります。この「爵」というのも、もともとはお酒を入れる酒器の名前でした。「爵」のイラスト欄(らん)にあるのが、その青銅器製の「爵」です。この「尊爵」という酒器を王からいただくことで、爵位が決まったので、「尊」の字に「たっとぶ」「とうとい」の意味があるのです。

この「尊」をふくむ字に「樽(たる)」があります。これは見ての通り木製の「たる」のことです。でも「たる(たる)」という字もあります。「缶(かん)」は現在の金属製のものではなくて「甕(かめ)」のことです。つまり「たる」は酒を入れる甕の「たる」のことです。

もう一つ「尊」をふくむ文字を紹介しましょう。法令などを「遵守(じゅんしゅ)」する「遵」も「尊」に「シンニュウ(シンニュウ)」を加えた文字です。「シンニュウ」は道を行くことです。つまり「遵」は酒樽を持って、めぐり行くことです。「酒を供えて祭りをして、その祭りによって従わせる」という漢字で、その意味は「したがう」です。

共同通信編集委員 小山鉄郎 より

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